障害を負った捨て子の赤ちゃんが送った人生とは?この赤ちゃんには壮絶で過酷な運命物語

出版元 04/08/2021
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特別な赤ちゃん、ゲーブ

ゲーブの顔はとても愛らしくいつも元気な産声をあげていました。ケーブは一体普通の健常者の赤ちゃんと何が異なったのでしょう。決定的に違うところと言えば、ゲーブはハンハルト症候群という病気を患っていました。これは20,000人に1人が発症する珍しい病気で通常、あごや舌の奇形、手足の指が一部ないなどのケースが多いのですが、ケーブの場合指だけでなく足や腕自体もありませんでした。このハンハルト症候群の病気によって重度の障害を持って産まれてしまったのです。障害を持って生まれただけでも気の毒だと思うのですが、両親を認識できる間もなく捨てられてしまうなんて・・・一体、この可愛い赤ちゃんケーブが何をしたというのでしょう。看護師たちはケーブを見ては涙を浮かべる日々でした。周りの人たちはケーブを哀れに思いましたが、そんな周りの気遣いなど吹き飛ばすかのようにケーブは明るく元気な赤ちゃんだったのです。

特別な赤ちゃん、ゲーブ

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ゲーブ、孤児院へ

しばらくしてから赤ちゃんケーブは孤児院に送られることとなり養子に出されることになったのです。手足がない赤ちゃんを引き取ってくれる家族はいると思いますか?希望は薄く看護婦はゲーブの可愛い微笑みを見るたび、胸が張り裂けそうな深い悲しみで心が痛くなったのです運よく養子として引き取ってもらったとしても、ケーブの場合別な介護や医療処置が必要となり普通の赤ちゃんの成長を想像することは不可能であり大きな負担を負うことになるからです。きっと社会からも離れ、寝たきりの人生が待っているのだと。思えば思うほど悲しく涙があふれるのでした。

ゲーブ、孤児院へ

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